2025年11月18日(火)19:00~20:30
「鳥取県江府町発!書籍『奥大山自然共生リアリズム』を皆さんに届けたい」 ― 地域で本を手作りするプロジェクトを応援しよう
Posted by local knowledge on November 10th, 2025
鳥取県江府町で「奥大山 Re:Connect実行委員会」というグループが、地域で本を作るプロジェクトに取り組まれています。現在、11月30日(日)23:00までのクラウドファンディングで、資金を調達しようとされています。
最も人口の少ない県・鳥取の西部にある江府町は、豊かな自然に恵まれた人口2,500人足らずの小さなまちです。西日本最大のブナ林が広がる奥大山、全国に4箇所しかないサントリー「美味しい水」の冠付き取水地、そのCM撮影で宇多田ヒカルも訪れた木谷沢渓流。休暇村奥大山前の草地には「自然保護憲章 発祥の地」の石碑が静かに立っています。
筆者(今井)は、江府町とはこれまでいろいろとご縁がありました。
白石町長と初めてお会いしたのは2023年1月、NPO法人ブックストア・ソリューション・ジャパン(BSJ)が米子の今井書店本の学校で行ったイベント後の懇談の場。無書店自治体に書店を復活させる事業の第一号に名乗りを挙げられた時でした。
さらに2023年11月のローカルナレッジMeetUpには、町長と「奥大山自然塾」インストラクターの光島宏美さんにご出演いただき、それをきっかけに2024年9月にはゴリラ研究者の山極壽一さんの江府町でのご講演が実現しました。そのとき前泊した宿で出迎えてくださったのが、プラネタリーヘルスに取り組む医師で起業家の桐村里沙さん。
先日町長からこのクラウドファンディングのお知らせをいただいて中身を拝見したら、中心メンバーには光島さんと桐村さんが!
これは応援するしかない、と今回の「本の場」をご提案した次第です。
今回の書籍制作は、地域出版社「今井出版」の細田彰洋さんが主導され、米子在住の作家松本薫さんも中心メンバーとして参加、写真や翻訳等々地元人材が大集合して進められています。
書籍の中で“主演”を務めるのは、光島さん桐村さんのほか、地元のジビエ職人宇田川保さんと酒蔵5代目の大岩一彦さんの4名の方々。

写真と言葉で紡ぐフォトエッセイ集としてまとめることで、奥大山に根ざした暮らしを、時に目を背けたくなるような葛藤も含めて記録し、「人は自然とどう生きるのか」、人と自然の響き合いを全国へ伝えたいそうです。

どんな方々がどのような思いでどんな本を作ろうとされているのか直接お聴きして、みなさんもプロジェクトを応援しませんか。
開催概要
| イベント名称 | 「鳥取県江府町発!書籍『奥大山自然共生リアリズム』を皆さんに届けたい」 ― 地域で本を手作りするプロジェクトを応援しよう |
|---|---|
| 開催日時 | 2025年11月18日 (火) 19:00~20:30 ※お申込みいただいたみなさま全員に見逃し配信を行います。イベント終了後一両日中にはアーカイブ動画配信を開始し、約1週間のあいだご視聴いただけます。 |
| 話題提供者 | 細田 彰洋 クリエイティブディレクター、今井出版 小倉 要 進行補助、今井出版 松本 薫 執筆・インタビュアー、小説家 桐村 里紗 プラネタリーヘルス・イニシアティブ代表理事/医師 光島 宏美 K&S 代表/奥大山自然塾インストラクター |
| イベント形態 | Zoomミーティングを利用したオンラインイベントです。 ※お申込みいただいた方には参加URLを事前にメールにてお送りします。 |
| 参加料 | 無料 |
| 参加方法 | このウェビナー(Webinar)を申し込む |
| 購入期限 | チケットの申込期限は当日11月18日の18:00までとさせていただきます。 |
| 主催 | 本棚演算株式会社 |
細田 彰洋
クリエイティブディレクター(今井印刷株式会社|今井出版)
【本プロジェクトの役割】企画・編集・デザイン・写真(サブ)
滋賀県出身。鳥取県米子市に移住。今井出版 ディレクター。
企画立案から編集・デザインに加え、サブカメラマンとしても本プロジェクトに携わる。取材や撮影を通じて江府町の人々の思想や価値観に触れ、その声を広く伝えることを目指す。
小倉 要
今井印刷株式会社|今井出版(営業)
【本プロジェクトの役割】進行補助
今井出版 営業。大阪から米子市へ移住し、奥大山を有する江府町の営業担当として本プロジェクトを支える。奥大山 Re:Connect 実行委員会の進行補助を担い、江府町の人々との関わりを通じて奥大山の自然の奥深さを知った。
松本 薫
小説家
【本プロジェクトの役割】執筆・インタビュアー
鳥取県米子市出身の小説家。中学校教員を経て作家活動を始め、2000年『ブロックはうす』で早稲田文学新人賞を受賞。以降、鳥取県出版文化賞を受賞し、『TATARA』『火口に立つ。』など鳥取の歴史や人物を題材に多くの小説を執筆してきた。江府町を舞台にした歴史小説『天の蛍』も出版し、地域との縁も深い。
桐村 里紗
プラネタリーヘルス・イニシアティブ代表理事/医師
医師として都市医療に携わるなかで、「人の健康は環境と切り離せない」と痛感。その後、「人と地球の健康=プラネタリーヘルス」を掲げて白衣を脱ぎ、天籟株式会社を設立。水源の町・江府町に移住し、水源の再生や環境教育の推進など、流域全体の循環を取り戻す実践を続けている。
光島 宏美
K&S 代表/奥大山自然塾インストラクター
熱帯雨林から被災地、限界集落を経て奥大山へ。家族とともに移り住み、自然と向き合いながら“共に生きる”ことを実践する。現在は奥大山自然塾のインストラクターをはじめ、環境や教育、地域づくりなどさまざまな活動を通して、人と自然のつながりを伝えている。


