ニューズレター

Newsletter

ローカルナレッジのニューズレター(メールマガジン)は、現在、発行人(竹田)が毎週金曜日にコラム(そのコラムの中に翌週開催されるイベントのお知らせが入っています)をお届けする「Local Knowledgeメール」のみですが、今後、様々な種類のニューズレターを増やしていく予定です。

newsletter

改修、改良、解体、そして再構築

ヨーロッパの建物は「石」、それに対して日本の建物は「木」で作るのが基本です。「石」は丈夫で長持ちしますが、簡単に設計変更するのはなかなか難しい。一方、「木」は時々の状況に応じて増築や改築が容易ですが、長持ちしません。どちらにも一長一短あるわ...

newsletter

オーダーしたわけではないものに含まれる豊かさ・「雑」の効能

ユーザーの行動履歴に基づいて、好まれると思われる書籍、映画、ニュースなどを推薦するシステムをレコメンデーションエンジン(recommender system)と言います。様々な種類のものがありますが、amazonで採用している協調フィルタリ...

来週、6/24(月)にリアル会場とオンラインの同時中継で開催される「軽出版」は出版の未来を救うか 」について、話題提供者の仲俣暁生さんが運営するメディア「マガジン航」からの引用でお送りします。

軽出版者宣言

来週、6/24(月)にリアル会場とオンラインの同時中継で開催される「軽出版」は出版の未来を救うか 」について、話題提供者の仲俣暁生さんが運営するメディア「マガジン航」からの引用でお送りします。...

newsletter

軽印刷があるのなら軽出版があってもよかろう

小さな会社や組織が頼りにするパートナーに「軽印刷業者」がいます。名刺、チラシなど「大量に作る必要がない印刷物を気軽に安価で請け負ってくれる業者さん」ですね(チェーン展開している大手もあります)...

newsletter

文化的処方としての映画制作

どんなプロフェッショナルによる「優れた写真」も、ちょいとピンボケの「家族写真」にはかないません。「優れた写真」が最終的には産業志向のメディアになるのに対し、「家族写真」は極めて狭い範囲の文化を共有するコミュニケーションが目的だからでしょう...

newsletter

明日大地震が来るかもしれない日本における住宅のあり方

比較的規模の似たA社とB社が対等合併して、AB新社になるとほぼ間違いなく「たすきがけ人事」、すなわちある期の社長や幹部を旧A社から出した場合は次期は旧B社から選出する、という具合に極めて規則的・機械的な人事が行われるようになります...

newsletter

GW(ゴールデンウイーク)は掃除と読書にうってつけ

年末の大掃除は、新しい年を気持ちよく迎えるための“儀式”のようなもので、寒さで汚れが落ちにくい時期の掃除はあまり合理的とは言えません。本当に部屋を快適かつ清潔にすることが目的ならば、大掃除はGW(ゴールデンウイーク)がうってつけです。...

newsletter

枠は自分が破壊されることを期待している

「私は◯◯の専門家です」と宣言し、その枠(わく)を超えていると自身が判断したものについては一切の業務を拒否するという個人事業主や法人にたまに出会いますが、これは発注者からすると猛烈に使いにくい。...

newsletter

図書館で本が買えず、書店で本を借りられない不思議

「家族サービス」という言葉はさすがに最近はあまり使用されなくなったような気がしますが、「住民サービス」という言葉にも大きな違和感を感じます。「サービス概念をきちんと定義しよう」という機運が盛り上がったのは20年以上前(おそらく2003年頃)...

newsletter

丁寧な説明と丁寧な解説

政治がうまく回らないのはもっと別の根本的な理由があるのですが、それはともかく、岸田首相には、1)「新しい資本主義」のような「素晴らしい総論と空白の各論」、2)言葉の間に小さく「ま」を挟む、3)「火の玉」のような抽象度が高く誤解を招きやすい言...

newsletter

ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé:1901-1984)に学ぶ

ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887- 1965)の名前は聞いたことがあっても、ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé:1901-1984)は知らん、という方は多いのではないのでしょうか。私自身、今回松村先生からその名前...

newsletter

「寄り合い」とは「寄り添いつつ折り合いをつけること」

まず、2月14日(水曜)は、東京大学大学院新領域創成科学研究科の伊藤耕三教授が登場します。そして翌日の2月15日(木曜)は、「みんなのがん教室」を切り盛りするお二人、藤坂康司さん(名古屋市志段味図書館 館長)と彦田かな子さん(がん哲学外来シ...

newsletter

戦後の深刻な住宅不足に学ぶ

「51C」という、もはや忘れ去られようとしている言葉があります。これは、戦後の深刻な住宅不足を受けて、1951年に策定された公営住宅標準設計案の中から実際に採択された「公営住宅標準設計C型」の略称です...

京都 天龍寺の紅葉風景

公共施設と自宅をボーダーレス(borderless)にする

公共(public)というのは案外面倒な言葉でして、単純に私(private)の対義語ですね、で片付けるわけにはいかない側面があります。「家族」でさえみんなが集まる公共空間としてのリビング(居間)とプライベート空間としての個室が区別されたり...

newsletter

個人をボーダーレス(borderless)にする

第一次産業(農林水産業)と第二次産業(製造業、建設など)の就労者数の合計と、第三次産業(小売、医療、金融、情報通信、飲食などの各種サービス産業)の就労者数は1970年代まではまだ拮抗していたのですが、その後はこの図にあるように「就労者の大半...

newsletter

二重生活(Double the Life )による強固な生活基盤

災害時に、あらかじめ備えておいた特別な非常食を利用するのではなく、普段から食べているものを非常食とみなす考え方をローリングストック(これは和製英語。英語のrunning stockという言葉がこれに近いと思います)というのはみなさんよくご存...