社会科学

Social Science

社会科学(しゃかいかがく)はたくさんの人が構成する“社会”における人の活動の相互作用や科学的側面を探究します。政治・経済・経営・法律・教育・社会などのいわゆる制度資本が対象になります。社会科学の致命的な弱点は仮説検証サイクルが研究者や生活者の寿命を越えることが多い、ということでしょう。しかし、例えばインターネットの出現によるコミュニケーション空間の変貌に対してどのように対処すべきか等について有効な知見が提供できるのは社会科学だけです。今後一層の研究の進化(および深化)が望まれる分野です。

愛着が「まち」と「ひと」を動かす。

愛着が「まち」と「ひと」を動かす。変ってしまった世界で…そして今あなたのいる場所で…どう生きるべきなのか。
ー「まちづくり心理学」で地域を再生する/名古屋外国語大学出版会シリーズ

今回のセミナーは編著者の城月雅大氏(名古屋外国語大学准教授)を中心に共同研究者の3名にも加わっていただき、この『まちづくり心理学』で得た知見、そしてこれからのアクションとして考えていることをご紹介いただきます。...

松村秀一建築塾

【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語(第5回)
新築至上主義の終焉ー建築の寿命について考える
松村秀一(神戸芸術工科大学・学長)

このレクチャ・シリーズでは、約40年に亘って私、松村秀一が建築生産について考えてきたことや見てきたことに基づいて、建築を造る人々のこれからを物語ってきた。それは、2023年2月に行った東京大学での最終講義において、時間の制約から十分に触れら...

本の場

【リアル+オンライン】 「軽出版」は出版の未来を救うか ―
仲俣暁生さんが『橋本治「再読」ノート』を独りで編集・製作・販売して見えてきたこと

6/24(月)夜、仲俣さんを東京・外苑前の FLAT BASE にお迎えして、「軽出版」の実際のところを(算盤勘定含めて)微に入り細に入りお伺いします。さらに、なかなか明るい話題の少ない出版産業の未来を少しばかり照らす光になるのかどうか、「...

松村秀一建築塾

【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語(第四回)
日本の住宅産業の成り立ち/松村秀一(神戸芸術工科大学・学長)

現在の日本の住宅産業の形はどのように出来上がってきたのだろうか。1960年代後半に日本経済を牽引する未来の産業として使われ始めた「住宅産業」という言葉。その言葉が実体化し、様々に展開してきた半世紀の過程を辿ることで...

Local Knowledge MeetUp Spring 2024 いま考える「地域主権」と「新しい復興」

Local Knowledge MeetUp Spring 2024
いま考える「地域主権」と「新しい復興」

4月26日(金)に行なう「Local Knowledge MeetUp Spring 2024」は「新しい復興」がどのようなものであるべきなのかを探る1日だけのミートアップです。魅力的な提言に溢れた書籍の著者、現場の専門家が登場します。...

災害と宗教とボランティア

災害と宗教とボランティア ― 地域再生におけるお寺・神社・教会の可能性

本セッションでは、島薗さんの水先案内で、八幡さんと奥原さんから現場でのリアルな活動を詳しくお伺いしながら、能登の復興について、さらに私たち自身が暮らす地域が将来もし災害に見舞われたときの復興について、ご参加のみなさんと一緒に考え、お話しして...

京都大学学術出版会

生活基盤を完全に失わせた大噴火災害からの創造的復興:アエタ族の生存戦略
『アエタ 灰のなかの未来:大噴火と創造的復興の写真民族誌』を中心に

『アエタ 灰のなかの未来』は、そのサブタイトルにあるように、アエタの創造的復興を数百枚のカラー写真とともに報告、考察した写真民族誌です。清水さんご本人から、完全に生活基盤を失った人びとがなぜ復興できたのか,その様を学ぶことで、いままさに各種...

ミートアップ

建築家、ゴリラ学を学ぶ ― 人類史の知見を活かした復興と再生を考える

プリツカー賞を受賞されたばかりの山本理顕さんは、長年、建築家としてコミュニティのあり方を考え続けてこられました。今般の能登地震において山本さんは、現地で被災し復興に関わっている多くの方々とのお話を重ねるなかで、能登には歴史的にも非常にしっか...

ミートアップ

社会は科学と上手くつきあっているか ― 震災をめぐる「予測」と「想定」

『アエタ 灰のなかの未来』は、そのサブタイトルにあるように、アエタの創造的復興を数百枚のカラー写真とともに報告、考察した写真民族誌です。清水さんご本人から、完全に生活基盤を失った人びとがなぜ復興できたのか,その様を学ぶことで、いままさに各種...

本の場

自分たちで「歴史」をのこす ― 『コロナ禍の声を聞く 大学生とオーラルヒストリーの出会い』から学ぶ身近な歴史のつくり方

4月23日の「本の場」では、安岡先生からオーラルヒストリーの意義と手法、その可能性を伺ったうえで、プロジェクトメンバーの学生のみなさんや大阪大学出版会の担当編集の方にも加わっていただき、本づくりの実際を詳しくお聴きします。...

本の場

まちの読書文化を官民連携で支える ― 「公営書店」八戸ブックセンターというユニークな挑戦

3月28日の「本の場」では、開設以来の八戸ブックセンター所長で市職員でもある音喜多信嗣さんにこれまでの歩みを振り返っていただきながら、本にまつわる官民連携の新たなかたちに思いを巡らせます。...

根無一信(名古屋外国語大学・現代国際学部准教授)

常識を疑え。例外者になれ。 ー ネム船長の哲学航海に乗船してみよう!
根無一信(名古屋外国語大学・現代国際学部准教授)

ロシア文学、特にドストエフスキーに関する論評・訳書の第一人者、亀山郁夫氏を学長とし、いまや中部地区を代表する国際系大学として熱い注目を浴びている名古屋外国語大学(NUFS)が出版会(NUFSPress)を設立したのは2015年です。...

松村秀一建築塾

【レクチャ・シリーズ】:住宅をつくる人々の新しい物語(第三回)
ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)に見る電脳時代のクラフトマンシップ/松村秀一(早稲田大学)

20世紀の建築、特に先端的なテクノロジーとデザインの関係を巡って、孤高の、しかも偉大な足跡を残したジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé:1901-1984)。エミール・ガレが名付け親で、13歳から鍛冶屋に弟子入りをし、ものづくりを身体...

本の場

地域には支援しなければならない多くの人がいる ― 名古屋市守山図書館・志段味図書館の多彩な挑戦

2月29日の「本の場」では、守山図書館・志段味図書館兼任館長の藤坂康司さんから、「みんなのがん教室」以外のさまざまなユニークなイベントについて詳しくご紹介いただきながら、地域の多様な支援の場としての公共図書館の可能性について考えていきたいと...

家族と性からアジアの<歴史>と未来を見る

【ウェブ読書会】 家族と性からアジアの<歴史>と未来を見る
―『中国ジェンダー史研究入門』『東アジアは「儒教社会」か?』『東アジアの家族とセクシュアリティ』を読む―

今回のウェブ読書会では,古代以来の東アジアの家族の在り方と儒教に焦点を当てながら,家族の性の歴史を振り返ることで,「家族」,ジェンダー秩序の未来を考えます。...

本の場

名古屋市志段味図書館「みんなのがん教室」のあゆみ ― 「がん×図書館×地域」の豊かな可能性

2月15日の「本の場」では、志段味図書館館長の藤坂康司さんから、丸2年が経とうとしている「みんなのがん教室」の取組みについて、その当初の目論見や継続開催してきて得られた知見をお話しいただきます。ゲストとして彦田さんもお招きし、「がん×図書館...