私(竹田)は、欧州原子核研究機構(CERN)がWorld Wide Web( WWW)を開放し、Marc AndreessenがNCSA Mosaicの配布を始めた1993年の翌年から(雑誌社に勤務しているにも関わらず)「雑誌の時代は終わっ...
言うまでもなく「病院」という施設は、疾病や疾患を抱えた患者に医療を施すことでその治癒を目指す施設ですが、同時に、多くの患者が亡くなる施設でもあります。医師には死期が近づいた患者がそれぞれに持っているであろう死生観に寄り添い...
皆さんは「8月ジャーナリズム」という言葉をご存知でしょうか。これは、広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式の中継(8月6日)、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の中継(8月9日)、全国戦没者追悼式の中継(8月15日)、これに加えて全国高等学校野...
「オリンピックに出場できただけでもすごいのに、金メダル取れなかったからってあそこまで号泣することないだろ」とか「卵料理は目玉焼きに限る、って別にオムレツだって死にはしないだろうに」という具合に、私たちは、第三者が「何かにこだわる状態」を不思...
ヨーロッパの建物は「石」、それに対して日本の建物は「木」で作るのが基本です。「石」は丈夫で長持ちしますが、簡単に設計変更するのはなかなか難しい。一方、「木」は時々の状況に応じて増築や改築が容易ですが、長持ちしません。どちらにも一長一短あるわ...
ユーザーの行動履歴に基づいて、好まれると思われる書籍、映画、ニュースなどを推薦するシステムをレコメンデーションエンジン(recommender system)と言います。様々な種類のものがありますが、amazonで採用している協調フィルタリ...
来週、6/24(月)にリアル会場とオンラインの同時中継で開催される「軽出版」は出版の未来を救うか 」について、話題提供者の仲俣暁生さんが運営するメディア「マガジン航」からの引用でお送りします。...
小さな会社や組織が頼りにするパートナーに「軽印刷業者」がいます。名刺、チラシなど「大量に作る必要がない印刷物を気軽に安価で請け負ってくれる業者さん」ですね(チェーン展開している大手もあります)...
どんなプロフェッショナルによる「優れた写真」も、ちょいとピンボケの「家族写真」にはかないません。「優れた写真」が最終的には産業志向のメディアになるのに対し、「家族写真」は極めて狭い範囲の文化を共有するコミュニケーションが目的だからでしょう...
比較的規模の似たA社とB社が対等合併して、AB新社になるとほぼ間違いなく「たすきがけ人事」、すなわちある期の社長や幹部を旧A社から出した場合は次期は旧B社から選出する、という具合に極めて規則的・機械的な人事が行われるようになります...
年末の大掃除は、新しい年を気持ちよく迎えるための“儀式”のようなもので、寒さで汚れが落ちにくい時期の掃除はあまり合理的とは言えません。本当に部屋を快適かつ清潔にすることが目的ならば、大掃除はGW(ゴールデンウイーク)がうってつけです。...
「私は◯◯の専門家です」と宣言し、その枠(わく)を超えていると自身が判断したものについては一切の業務を拒否するという個人事業主や法人にたまに出会いますが、これは発注者からすると猛烈に使いにくい。...
「家族サービス」という言葉はさすがに最近はあまり使用されなくなったような気がしますが、「住民サービス」という言葉にも大きな違和感を感じます。「サービス概念をきちんと定義しよう」という機運が盛り上がったのは20年以上前(おそらく2003年頃)...
政治がうまく回らないのはもっと別の根本的な理由があるのですが、それはともかく、岸田首相には、1)「新しい資本主義」のような「素晴らしい総論と空白の各論」、2)言葉の間に小さく「ま」を挟む、3)「火の玉」のような抽象度が高く誤解を招きやすい言...
ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887- 1965)の名前は聞いたことがあっても、ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé:1901-1984)は知らん、という方は多いのではないのでしょうか。私自身、今回松村先生からその名前...
まず、2月14日(水曜)は、東京大学大学院新領域創成科学研究科の伊藤耕三教授が登場します。そして翌日の2月15日(木曜)は、「みんなのがん教室」を切り盛りするお二人、藤坂康司さん(名古屋市志段味図書館 館長)と彦田かな子さん(がん哲学外来シ...