【島薗進氏による私塾】

【島薗進氏による私塾】あなた自身の死生観のために
〜第1回:島薗進が語る日本人の死生観と自身の死生観

Posted by local knowledge on October 25th, 2023

ご好評を得てきた「ローカルナレッジ 島薗進氏による私塾」は、第1シリーズ「死にゆく人と愛の関係を再構築する技術」、第2シリーズ「新たなケアの文化とスピリチュアリティ」に続き、今年11月から第3シリーズを開始します。今シリーズのテーマは「あなた自身の死生観のために」。これは島薗さんの新刊『死生観を問う 万葉集から金子みすゞへ』(朝日新聞出版)を貫くテーマでもあります。第1回は、長年、日本人の死生観を研究し、綴ってきた島薗さんに、日本人の死生観の変遷を伺うとともに、島薗さん自身の死生観もお話しいただきます。参考文献として下記の4冊がありますが、読んでいない方のご参加も大歓迎です。

死生観を形成することは、今をどう生きるかということと直結しています。第2回以降は、参加者のみなさんからのご質問やご相談を軸に構成する予定です。大切な人との死別、病気や老い、お墓の管理の悩み、ペットロスなど、島薗さんと話してみたいこと、島薗さんに相談したいこと、参加者のみなさんに聞いてみたいことを(info@localknowledge.jp)にお送りください(時間の制約等ですべてを取り上げることができないこと、ご容赦いただけると幸いです)。第3シリーズの開始にあたり、島薗さんからのメッセージです。

「いつか自分自身の死生観をもっていきたくなる——現代に生きる人にかなり広く見られる傾向ではないだろうか。死生学を学んできた私自身、次第にそのような思いが強くなってきた。宗教に答えがあるのかもしれないが、なかなかそれにはなじめない。そこで、生活文化や文芸を通して考えるようになっている。こんな私の歩みを分かち合い、「あなた自身の死生観」を考える場としたいと思う」

多くの方々のご参加をお待ちしています(当日ご都合がつかなくなった方には、一週間程度の動画アーカイブによるオンデマンド視聴をご提供します)。

開催概要

  • 開催日時:2023年11月10日(金)19:00〜21:00
    19:00 島薗氏によるトーク
    19:45 休憩
    19:55 ダイアログ/質疑応答
    21:00 終了
  • Zoomを利用したオンラインイベントです。申し込みいただいた方にURLをお送りします。
  • 参加費は無料です。 お申し込みはこちらから(当日17時まで受け付けます)
  • 主催:ローカルナレッジ編集部(スタイル株式会社/本棚演算株式会社)
  • プログラムの内容・時間などは予告なく変更となる可能性がありますので、ご了承ください。
日本人の死生観を読む

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著者:島薗 進

出版社:朝日新聞出版

発売日:2012/2/10

1,540円(amazon.co.jp 2023年4月10日時点)

ともに悲嘆を生きる

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著者:島薗 進

出版社:朝日新聞出版

発売日:2019/4/10

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宗教のきほん なぜ「救い」を求めるのか

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著者:島薗 進

出版社:NHK出版

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1,870円(amazon.co.jp 2023年10月25日時点)

死生観を問う 万葉集から金子みすゞへ

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著者:島薗 進

出版社:朝日新聞出版

発売日:2023/10/10

1,870円(amazon.co.jp 2023年10月25日時点)

島薗 進(しまぞの・すすむ)
島薗 進(しまぞの すすむ)

1948年東京都生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。上智大学グリーフケア研究所所長を経て、大正大学地域構想研究所客員教授。おもな研究領域は、近代日本宗教史、宗教理論、死生学。『宗教学の名著30』(筑摩書房)、『宗教ってなんだろう?』(平凡社)、『ともに悲嘆を生きる』(朝日選書)、『日本仏教の社会倫理』(岩波書店)など著書多数。