根無一信(名古屋外国語大学・現代国際学部准教授)

常識を疑え。例外者になれ。 ー ネム船長の哲学航海に乗船してみよう!
根無一信(名古屋外国語大学・現代国際学部准教授)

大学教員というよりは冒険家のような根無一信氏(名古屋外国語大学キャンパスにて)

Posted by local knowledge on March 5th, 2024

ロシア文学、特にドストエフスキーに関する論評・訳書の第一人者、亀山郁夫氏を学長とし、いまや中部地区を代表する国際系大学として熱い注目を浴びている名古屋外国語大学(NUFS)が出版会(NUFSPress)を設立したのは2015年です。まだ歴史が浅いにもかかわらず、出版会設立後の出版物の品質と点数には目を見張るものがあります。これは名古屋外国語大学には豊富な知的なリソースが溢れていることの証しでしょう。今回、この勢いに溢れた出版会を編集長として牽引する大岩昌子先生(外国語学部 フランス語学科・教授)とご相談させていただき、このLocalKnowledgeに本格参戦いただくにあたり、うってつけの講師として根無 一信先生(現代国際学部 国際教養学科・准教授)に白羽の矢を立てることになりました。

根無 一信先生の研究テーマは、ライプニッツの哲学、自力と他力の問題、弁神論、自由論、妖怪の存在意義など幅広いのですが、彼が最も影響を受けたのは冒険家の植村直己だそうです(その風貌から想像できますね)。高校1年生の時に植村直己の『極北に駆ける』を読み、それまでの世界観・人生観が完全に覆されて、常識を疑うことを学んだ、とおっしゃいます。そしてそこから導き出された学生に対するメッセージが「常識を疑え、例外者になれ」です。今回は、名古屋外国語大学出版会から2022年に発刊された『ネム船長の哲学航海記1(ソクラテスからの質問)』、そして2023年に発刊された続編『ネム船長の哲学航海記2(はじめての比較宗教学』の2冊を中心に「例外者になるための方法」を学びたいと思います。ビジネスマンはもとより、学生のみなさんにもわかりやすくて面白い講義になると思います。奮ってご参加ください。(竹田)

開催概要

イベント名称常識を疑え、例外者になれ –  ネム船長の哲学航海に乗船してみよう!
―『ネム船長の哲学航海記1(ソクラテスからの質問)』と『ネム船長の哲学航海記2(はじめての比較宗教学)』を読む!
開催日時2024/3/15 (金) 15:00~16:30
※お申込みいただいたみなさま全員に見逃し配信を行います。イベント終了後一両日中にはアーカイブ動画配信を開始し、約1週間のあいだご視聴いただけます。
話題提供者根無一信(名古屋外国語大学・現代国際学部准教授)
MC・ゲスト大岩昌子(名古屋外国語大学・外国語学部 フランス語学科・教授/NUFSPress編集長)、川端 博金関ふき子(NUFSPress編集主任)
イベント形態Zoomミーティングを利用したオンラインイベントです。
※お申込みいただいた方および「ローカルナレッジ」月額サブスクリプションメンバーの方には、参加URLを事前にメールにてお送りします。
参加料400円(税込)
※月額サブスクリプションメンバーは不要
参加方法このウェビナー(Webinar)のみ申し込む
または月額500円(税込)のサブスクリプション サブスクリプションに登録する
※サブスクリプションメンバーは月額500円のお支払いだけで、毎月3〜4回実施される「ローカルナレッジ」が開催する全ての有料セミナーに参加可能です。
購入期限チケットの購入期限は当日3月15日の午前中までとさせていただきます。
主催名古屋外国語大学出版会
※プログラムの内容・時間などは予告なく変更となる可能性があります。ご了承ください。
左:大岩昌子氏、右:根無一信

左は大岩昌子氏(名古屋外国語大学・外国語学部 フランス語学科・教授/NUFSPress編集長)

参考図書

ネム船長の哲学航海記II はじめての比較宗教学  なぜ「今日はツイている」のか

*そもそも「宗教」とはいったい何なのか
日本人のほとんどは自身を無宗教者と考えているようだが、本当にそうだろうか…。
人間とは何か、人生とは何か、どう生きるべきかを考えることが哲学であるならば、 宗教は哲学の一種の表現である。
さあ再びネム船長と一緒に、哲学という大海原へ漕ぎ出そう!

ネム船長の哲学航海記II  はじめての比較宗教学  なぜ「今日はツイている」のか

ネム船長の哲学航海記II  はじめての比較宗教学  なぜ「今日はツイている」のか

著者:根無一信

出版社:名古屋外国語大学出版会

発売日:2023/9/15

ネム船長の哲学航海記Ⅰ  ソクラテスからの質問  「価値は人それぞれ」でいいのか

「生きるための航海に出よう」初めて哲学を学ぶ人のための画期的な入門書。すべての人間を感動させる歌はあるのか、美味しいものが美味しいのはなぜ?……わかりやすい問いかけから始まり、次々に「常識」がくつがえされていく。〈人それぞれ〉の〈相対主義〉でジェノサイドや殺人、戦争が防げるか……。ものごとの真の原因、真の理由を追求し続け、「よりよく生きること」を求め続けた、古代ギリシャのソクラテスからの呼びかけに、我々は今こそ向き合いたい。新進気鋭の人気哲学研究者が書き下ろす、楽しく読める〈生きるための〉哲学。長い船旅がここに始まる。「ネム船長の哲学航海記」全3部作の第一弾。

ネム船長の哲学航海記Ⅰ  ソクラテスからの質問  「価値は人それぞれ」でいいのか

ネム船長の哲学航海記Ⅰ  ソクラテスからの質問  「価値は人それぞれ」でいいのか

著者:著者:根無一信

出版社:名古屋外国語大学出版会

発売日:2022/8/31

大岩昌子氏(名古屋外国語大学・外国語学部 フランス語学科・教授/NUFSPress編集長)

大岩昌子氏(名古屋外国語大学・外国語学部 フランス語学科・教授/NUFSPress編集長)